エンジェル税制

所得が多く、毎年、多額の税金を納めており、何か資金の有効活用をしたいと感じている投資家(個人事業主・会社員)で志のある起業家を応援したいと思っている方はいらっしゃると思います。
この半面、創業について、アイデアと資金を両方持っている人が、創業するのは、勇気さえあればできるかもしれませんが、アイデアはあるのだけれど、資金が無いため、あきらめる方も多いのではないかと思います。
ネット社会になった今、クラウドファンディングで資金を募る方もあると思いますが、私自身、実例を見たことが無いため、どのくらい成功例があるのかわかりません。
昭和生まれの私としては、事業をやってみたいと思ったら、先ずは市区町村や商工会議所で何か使える補助金が無いか確認し、次に銀行に融資がお願いできるか尋ねてみるといった手順を踏むと思いますが、それも上手くいくとは限りません。
この事業をしたいけど資金が無い人と資金はあるけど投資先が無いという方をマッチングするのがエンジェル税制の役割だと思います。
エンジェル税制とは
個人投資家(エンジェル)は投資時点、株式売却時点のそれぞれの時点において、税制上の優遇措置を受けることができます。
この税制上の優遇措置には以下の3種類あります。
優遇措置A
優遇措置B
プレシード・シード特例
この違いについては経済産業省のHPにわかりやすくまとめられていたので、図を添付します。


出所:経済産業省「エンジェル投資に対する措置」
また、よく似ていて、わかりにくいものとしてベンチャーキャピタルがありますが、ベンチャーキャピタルは銀行などの金融機関などの企業であるのに対して、エンジェルはあくまで個人という違いと私は理解しています。

起業家がアイデアはあるのに、資金がなくて日の目を見ないって悲しいもんね。

世界に名だたる企業も創業者の強い思いと、それを支援したエンジェルの思いによって今日があるのだろからね。