外貨預金の利回り

私も、外貨にはうとく、日々ニュースで流れる「1ドル150円から155円になったので円安が進んでいます。」に
「なんで1ドル150円から155円になったのに安くなったの?、高くなってるんじゃないの?」など初歩的な勘違いをしてしまう人でした。
定期的に出題される外貨の計算、TTS、TTM、TTBなどを用いて、計算するのだが、
私は、外貨預金をしたことがなく、外国の金融資産と言えば、新NISAで全世界株式(オール・カントリー)、S&P500の積立投資をしているくらいでです。
それも、アメリカの景気がこれから上昇するから“買いだ”という根拠があるわけでなく、
証券会社の営業さんに言われるがまま契約した次第です。(恥)
私の取り組み
最初、この問題が苦手で、×のか+のか、混乱していつも間違っていました。
私の出した結論は
「意味を深く考えず、過去問を見ながら、流れで解く方法を習得する。」というものでした。
ちゃんと理解して解ける方にはお勧めしませんが、苦手な方は試してみてはどうかと思います。
過去の問題を用いて、実際に解放を説明したいと思います。
直近では2023年1月試験でも出題されていますが、この時は計算過程の記載はなく、答えだけを記載する問題であったため
前々回 2020年9月 と その1年前 2019年9月の出題を用いて解説を行います。
わかりやすいように線に色をつけて、その色ごとに手順を示そうと思いましたが、
ごちゃごちゃして逆にわかりにくくなってたら、ごめんなさいです。
出所:2019年9月8日 金融財政研究会1級学科試験 応用編
2019年9月8日 1級学科試験 問56

わかりやすいように線に色をつけて、その色ごとに手順を示そうと思いましたが、
ごちゃごちゃして逆にわかりにくくなってたら、ごめんなさいです。
外貨預金の計算には大きく分けて2パターンあり、
分母は比較的、覚えやすいですが、分子の掛算と足算がごっちゃになってよく間違います。
分子の左から右に埋まるよう、問題文から数値を拾っていきます。
2019年9月のパターンは、円貨のまま計算して、満期の受取も円貨というパターンですね。
①満期時のTTB・・表の一番右下にあると思います。
②利率を小数表記し1を足す・・・少数表記に注意
③預入時のTTS・・・表の一番左上にあると思います。
④年数を小数表記(6か月は0.5)・・・これは問題文にも記載があります。
出所:2020年9月13日 金融財政事情研究会1級学科試験 応用編
2020年9月13日 1級学科試験 問56

2020年9月のパターンは、購入時と売却時のドルの単価が与えられているパターンです。
①売却時の単価・・・表の左下に記載があると思います。
②利率に100ドルと年数を掛ける・・・ここで掛算の基になるのが100ドルというのが、ちょっとポイントかもしれないです。
③1年6か月は1.5年で計算する・・・これは年利を求める計算だから月は年数になおします。
④売却時のTTB・・・これは一番、右下の数字ですね。
⑤購入時の単価・・・一番左上の数字です。
⑥購入時のTTS・・・上の段の左から二番目の数字です。
2つを比較すると、2020年9月のパターンの方が計算する過程が多く、計算間違いをする可能性が高くなるので、注意が必要です。
講師の方の話を聞くと、このややこしい計算式を覚えるより、
預け入れた時に、日本円でいくらになり、解約した時に、金利とかも加味して、いくらいになったかを考えて、その差し引きでいくら儲かったかを算出し、
じゃあ、1年あたりの儲かった金額が、当初、投資した金額の何パーセントになるのかを求める計算方法の方が、ある意味、実用的な気がします。
ただ、きんざいの模範解答に記載されているのが正解なので、
この計算式をマスターするのが近道だと思います。
ただし、計算式を覚える方法は、基本パターンが崩れると、対応できない可能性がありますので、
基本的な考え方を、しっかりマスターするのが、本当は一番いいと思います。
この分野が苦手で、なんとか学科試験を突破したい方は、この計算式を覚えるといいかもしれません。

外国に預金口座を持っていたり、常時、海外で取引する方にとっては、外貨預金とと、為替相場などは関心の高い知識かもしれないね

日本がゼロ金利政策が長くつづいて、アメリカが金利が高いものだから、アメリカに預金する方が増えたもんね~
知識がある方は、FX取引など調べてみるのは、いいかもね。
ただし、リスクのある金融商品には、注意して、あくまで余裕資金で行うことが必要だね。