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S.実技試験

実技試験 攻略スタート

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私は、2024年5月の学科試験で一部合格し、2024年9月にFP協会の実技試験、2025年2月に一般社団法人金融財政事情研究会(以下、きんざいと記す)の実技試験を受験し、いずれも不合格になりました。

不合格を経験して体験記を記載されている方が多数いらっしゃいますが、2回不合格になっている方はめずらしいと思います。

われながら自分のできの悪さを痛感しています。

しかし、不合格体験記2回目でも記載しましたが、私の場合、2027年3月まで一部試験の合格は有効であり、全て受験すれば、あと6回受験のチャンスがあります。

できれば、なるべく早く、次の6月試験で合格を掴むつもりで勉強します。

FP1級合格のために、学科試験の攻略のためにスタートしたブログですが、

この1か月は自分が合格するために、きんざい実技試験攻略のための記事をアップしたいと思います。

実技試験攻略のために漠然と頭の中にある内容を整理していきたいと思います。

そもそも、実技試験をまだ勉強されていない方のために基本的なことから始めたいと思います。

実技試験は2つあります。

ほとんどの方がFP1級実技試験といえばきんざいの実技試験の面接試験をイメージされていると思います。

実際、きんざいの実技試験(面接)は、2月、6月、9月の年3回実施されていて、この試験を突破して、「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」となる方が多いと思いますが、

実は日本FP協会の実施する実技試験(筆記試験)を合格することでも資格取得は可能です。

ちなみに、いずれの試験も200点満点中120点取れば合格になります。

日本FPの実技試験は9月に実施されるため、今回のブログでは、主に金融財政事情研究会の実技試験について記載したいと思います。

きんざい実技試験の内容

きんざい実技試験は面接試験です。

15分間で問題文を読み、相談者Aさんに対する助言について(面接官)との質疑応答を約12分間、行います。

その質疑応答に対して採点が行われ、200点満点中120点以上で合格となります。

問題は以下の2つが出題されます。

Part1 相続・事業承継に関する問題

Part2 不動産に関する問題

2025年4月現在で確認するときんざいのHPで2022年6月までさかのぼって過去問を見ることができます。

ただし、面接試験という性質上、模範解答というのは掲載されておらず、問題文から推測して、自分なりの返答を考える必要があります。

ということは攻略しようがないように思いますが、Part1、Part2とも一定の法則性みたいなものがあります。

この法則性について、約1か月かけて攻略していこうと思います。

先ずは、イントロダクションという意味で記事をかいております。

採点基準

以下は不合格通知書からわかる、何を基準に採点がされているかということです。

今後、説明していきますが、A、Dの配点が40点に対して、B、Cの配点が60点であるということです。

とくにDの項目については、事前に暗記して対応できる部分が多く、Aについてもある程度、定型の解答法があるため、比較的、得点が取りやすいです。

しかし、A、Dで満点を取っても、合格点には届きません。

B、Cで得点を積み重ねていくことが合格には必要です。

A. 顧客の問題点の把握・・・・40点

B.問題解決策の検討分析・・・60点

C. 顧客の側に立った対応・・・60点

D. FP倫理と法令順守・・・・40点

ひたすら過去問を解くこと

実技試験は Part1 4種類、Part2 4種類の出題があります。

回によっては多少、問題数が変わることがありますが、おおむね、毎回計8問の過去問が蓄積されていることがわかります。

これが年3回実施されるのですから、毎年、Part1 12問、Part2 12問 合計24問の過去問が蓄積されていることがわかります。

これを5年分遡るだけで120問の過去問を目にすることができます。

120問なんて頭に入れることは不可能だ、、、と私は感じていましたが、

結論としては、これを可能な限り遡ることには意味があります。

詳細は、後に記事にしたいと思いますが。

私の受験した2025年2月8日のPart2の問題に「仮換地」に関する問題が出て、お手上げ状態になったのですが、

調べてみると2010年2月7日のPart2の問題で「仮換地」に関して出題されていました。

つまり、15年前までさかのぼって過去問を解いていた方には、この論点に関する質問にも答えられていたということです。

まあ、実技試験で問われることは、それ以外にもあるので、この点だけで合否を論じることはできませんが、少なくとも、私が、この過去問を頭に入れて挑んでいたら、もうちょっとうまく対応できたような気がします。

過去問をみたら、自分なりに調べて、どう答えるか考える

本番では、調べて答えることはできませんが、事前の学習であれば話は別です。

質問されている内容がわからないければ、参考書、インターネットなどで調べて、自分なりの解答を考え、なるべく端的に短い言葉で説明するトレーニングをしましょう。

問題演習をしていると、「わ~Googleで調べられれば、すぐに答えられるのに」と思うことがあると思います。

しかも、何度も繰り返し問われている論点が、結構あるものです。

なるべく、この頻出の論点を覚えて、本番に臨むことが大切です。

頭に入れたつもりでも、本番で出てくるとは限りません。肝心な所で、わかってるはずの用語が思い出せなかったりします。

しかし、それは仕方ないです。ただ一ついえることは、インプットしていないものはアウトプットできません。

見た個ある論点なら、正解でなくても、おしい回答はできるかもしれません。

まずはD. FP倫理と法令順守を完璧にする

設例に係わらず、共通して問われることがあります。

Part1では「FPが守るべき職業倫理を6つあげてください。」

Part2では「FP業務では、色々な専門職業家と連携することもあると思いますが、

今回のケースで関与する、専門職業家には、どのような方々がいますか?」

というものです。

これが「D. FP倫理と法令順守」の採点に直結していると思われます。

これは設例によらず、途中までは暗記して対応できるものです。

続きの質問に対しては、読解力、自分なりの考えが試されますが。

FPと職業倫理については2025年2月4日に「FPと職業倫理」という記事で紹介していますのでよかったら見てください。

私の次の受験は6月15日です

私の次の試験日は6月15日です。今回は受験日が少なく6月8日と6月15日の2日です。

これまでは、4日間の受験日があったため過去問も

Part1、Part2 合わせて8問出題されていたのですが、2日間となると4問しかないことになります。

これが吉と出るか凶とでるかわかりませんが、頭の片隅に置きながら対策していきたいと思います。

いずれにせよ、実力があれば合格する。なければ落ちる。ただ、それだけです。

明日から攻略スタートです。このブログを見ていただいている方には、しばし、お付き合いください。

    ABOUT ME
    カメの歩
    カメの歩
    1級FP技能士(仮)
    FP試験に挑戦しようとしている方の参考にしていただきたいため ブログを開設します。 私は1級障がい者で右目が見えません。そんな私でも、 あきらめず勉強を続けることで学科試験に合格することができました。 応援してくれた家族と幸運に感謝しつつ、恩返しのつもりで。 これまでの勉強法や、科目ごとのポイントを書いていきます。 一人でも多くの方に見ていただき、FP受験者の中から合格していただくのが、 今の私の目標です。
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