別表4 その3
kameno-ongaesi
カメのおんがえし
所得税を求める問題は、基礎編、応用編とも頻出であり、問題文に税率表が記載してあることが、ほとんどだと思いますが、所得税の税率23%、33%のレンジはよく出題される印象があるので、覚えておいた方がいいかもしれません。
また、所得税・法人税とも改正が考えられるため、必ず受験前に最新の情報を確認して、次回の試験では、どの税率で計算したらいいのか意識する必要があります。
また、個人事業主が法人化すべきか否かという問題が、きんざいの実技試験でたまに出題されますが、この基準としてよく持ち出されるのが、年商900万円を超えるかどうかという点です。
所得税の税率表と法人税の税率表を見比べると、
900万円を下回ると所得税が有利
900万円以上になると法人税が有利
となることがわかります。
実際には、法人化すると税理士・社労士などとの顧問契約など新たにかかる費用もあり、一概に法人化が有利とはいえませんが、考えるひとつの目安として900万円を意識することをお勧めします。
所得税の税率と控除額
所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円未満 | 5% | 0円 |
195万円~330万円 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円 | 20% | 427,500円 |
695万円~900万円 | 23% | 636,000円 |
900万円~1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
法人税の税率
法人税は正確には、普通法人、協同組合、公益法人、医療法人などによって税率が異なりますが、FP試験で、よく出題される資本金1億円以下の普通法人の税率は覚えるといいと思います。
資本金1億円以下の普通法人
年800万円以下の部分 | 15% |
年800万円超の部分 | 23.2% |
所得税は累進課税で所得が多くなるほど税率が高くなるっていうのは知ってたけど、
そんな高い給料をもらってみたいものだなー
法人税の税率は応用編で別表4の問題が出たときには、常に目にしているものだね。
所得税も白色・青色申告が出題されると目にすることがあると思う。
ただ、今後FP試験が難化したら、ある程度、覚えておいた方がいいかもね。