景気動向指数
学科試験の基礎編で問われることの多い、景気動向指数
先行指数・11個、一致指数・10個、遅行指数・9個 計30個と個数が問われることもありますが、以前は、指数に入っていないものが選択肢に入っていたり、先行・一致・遅行の区分を変える問題が定番でした。
最近では、難化傾向にあるため、その指数がどこから発表されているものなのか把握していればベターな気がします。
そこで、各指数とどこが発表しているのかをまとめてみました。
【先行指数】
1.最終需要財在庫率指数(逆サイクル)
・・・経済産業省
2.鉱工業用生産財在庫率指数(逆サイクル)・経済産業省
3.新規求人数(除学卒)・・・・厚生労働省
4.実質機械受注(製造業)・・・内閣府
5.新設住宅着工床面積・・・・・国土交通省
6.消費者態度指数・・・・・・・・内閣府
7.日経商品指数(42種総合)・・・日本経済新聞
8.マネーストック(M2)(前年同月比) ・日本銀行
9.東証株価指数・・・・・・・東京証券取引所
10.投資環境指数(製造業)・・財務省
11.中小企業売上げ見通しD・日本政策金融公庫
【一致指数】
1.生産指数(鉱工業)・・・・経済産業省
2.鉱工業用生産財出荷指数・・経済産業省
3.耐久消費財出荷指数・・・・経済産業省
4.労働投入量指数(調査産業計)・・・・・・・・厚生労働省
5.投資財出荷指数(除輸送機械)・・・・・・・・経済産業省
6.商業販売額(小売業、前年同月比)・・・・・・経済産業省
7.商業販売額(卸売業、前年同月比)・・・・・・経済産業省
8.営業利益(全産業)・・財務省
9.有効求人倍率(除学卒・・厚生労働省
10.輸出数量指数・・・・・内閣府
【遅行指数】
1.第3次産業活動指数(対事業所サービス業)・・経済産業省
2.常用雇用指数(調査産業計、前年同月比)・・・厚生労働省
3.実質法人企業設備投資(全産業)・・内閣府
4.家計消費支出(勤労者世帯、名目、前年同月比)・総務省
5.法人税収入・・・・・・・・・・・財務省
6.完全失業率(逆サイクル)・・・・総務省
7.きまって支給する給与(製造業、名目)・・厚生労働省
8.消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、前年同月比)・・・日本銀行・総務省
9.最終需要財在庫指数・・・・・経済産業省
まあ、出題されるかどうかわからないので、もっと優先して覚えることもあると思いますが、基礎編で地道に得点していくには、自分が得意と思う分野で記憶に詰め込むのは戦略のひとつだと思います。
こういう知識があれば、ニュースを見て、何か気が付けることもあると思います。
よく景気がいいね~、景気が悪くてボーナスが減らされたよ・・・みたいな会話があるけど、
景気の変動を示す指数ってこんなにあるんだね。
こんな指数全部覚えれないよ、しかも、どれが、先行・一致・遅行指数で、どこから公表されているかなんて・・・
景気の良し悪しって実は、明確な判断って難しいんだよね、過去の経験から、今の状況を判断したり、これからどうなりそうか予測するしかないね。
先ずは、この30個の指数を、何度も見ることだと思う。
覚えなくても、問題文で出されてる指数が、この30個に含まれているのかどうか見極めることが重要だと思う。
あと、違和感をもった指数は、出題されやすいと思うので、覚えておくといいよ。
例えば「完全失業率(逆サイクル)」は総務省なの?厚生労働省じゃないの?みたいにね