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老齢年金 過去問

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始めに、老齢基礎年金の計算問題の説明をするのですが、ご存じの通り、2024年4月から老齢基礎年金の満額が816,000円に変更になりました。68歳以上で既に受給されている方は813,700円

2023年から

67歳以下 名目手取り賃金変動率 68歳以上 物価変動率 により老齢基礎年金が2段階になりましたが、今のところ、68歳以上の年金を計算する問題は出題されていません。

この年金が2段階になることの知識については2023年9月10日試験 問52で穴埋め問題になっていますので、参照してみてください。

FP1級学科試験、応用編の老齢年金の計算問題について私なりの説明をしていきたいと思います。

ただし、2024年5月の問題は表紙に

「試験問題については、特に指示のない限り、2023年10月1日現在施行の法令等

に基づいて解答してください。」と注記があり、

2023年時点の老齢基礎年金額67歳未満795,000円で計算するものであるので、

今、まったく同じ問題が出たとしても計算結果が違うということに注意が必要です。

今回からFP試験を受験する方にとっては、今の金額とごちゃごちゃになってしまう恐れがあるので、細心の注意をしながら読んでいただけると助かります。

老齢年金については、この記事もご覧ください。

2024年5月26日 問53

出所:2024年5月26日金融財政事情研究所FP1級学科試験 応用編

定番の老齢基礎年金、老齢厚生年金の計算問題ですが、ポイントはAさんが保険料全額免除の適用を受けたのが2009年以前だということです。

2009年の 前 か 後 かによって年金に算入できる割合が変わります。

この詳細については、私のブログで

2024年11月24日に「老齢年金」という記事を投稿していますので、よろしければ、そちらをご覧ください。

また、老齢厚生年金の方は、経過的加算の方がちょっと難しいです。

厚生年金に加入している期間は総報酬制導入の前後108月+324月=432月ということがわかります。

「1961年4月以後で20歳以上60歳未満の厚生年金保険の被保険者期間の月数」というのがややこしく、19歳で加入している12月と60歳以降に加入している60月が除かれますので432月-12月-60月=360月となります。分母は480月です。

老齢年金の計算問題は経過的加算の計算で間違うことが多いので注意が必要です。

ライフプランニング応用編の定番問題として在職老齢年金とからめた出題が頻出なのですが、私が最新情報を把握できていないため、もうちょっと説明できるようになるまで、待っていただけると助かります。

また、医療保険制度、介護保険制度、後期高齢者医療制度などとも密接にからんでくることも予想されます。

2月以降、基礎編を重点的に説明するつもりなので、このブログを読んでいただける方はお待ちください。

ツルさん
ツルさん

これまでは高齢者になると年金と退職金で安泰な老後を過ごせるという感じだったけど

これからは、そうも言ってられないのかもね

カメさん
カメさん

自分や家族の生活を守るためにも、ライフプランをしっかり立てて、貯蓄と必要であれば投資も検討する必要があるのかもね。

そのために、FPというのはスキルアップして、情報提供を行うのが重要な役割だね

    ABOUT ME
    カメの歩
    カメの歩
    1級FP技能士(仮)
    FP試験に挑戦しようとしている方の参考にしていただきたいため ブログを開設します。 私は1級障がい者で右目が見えません。そんな私でも、 あきらめず勉強を続けることで学科試験に合格することができました。 応援してくれた家族と幸運に感謝しつつ、恩返しのつもりで。 これまでの勉強法や、科目ごとのポイントを書いていきます。 一人でも多くの方に見ていただき、FP受験者の中から合格していただくのが、 今の私の目標です。
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