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年金の3階部分~確定拠出年金 過去問

kameno-ongaesi

タイトルを確定拠出年金にしようと思ったのですが、中退共とか国民年金基金とか、出題されることもあるので、ひとくくりににして年金の3階部分としました。

年金は基礎年金と厚生年金で構成されていて、老後、その資金で悠々自適な生活を送れる方ばかりだと問題ないのですが、私も含め、「ねんきん定期便」で確認すると老齢基礎年金、老齢厚生年金だけでは、生活が難しと感じる方も多いと思います。

そういった方のため、新NISAなどの金融資産で蓄えを作るのも一つの方法でしょうが、

会社員など給与で生活されている方が検討すべき選択肢として確定拠出年金があります。

この年金の3階部分については、以前記事にしていますので、ご覧いただけると喜びます。

また、iDeCoやiDeCo+といった名称での出題も今後、想定されるので、併せて学習をされることをお勧めします。

これまで同様、直近から過去に遡りながら、過去の問題と、私なりの説明をしていきたいと思います。

なお、問題は全て、出所:一般社団法人 金融財政事情研究会1級 学科試験<基礎編>となっております。

2024年9月8日 問7

確定拠出年金の個人型年金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1) 障害基礎年金の受給権者であることにより国民年金保険料の納付が免除されている国民年金の第1号被保険者は、個人型年金に加入することができない。

2) 国民年金の任意加入被保険者のうち、個人型年金に加入することができるのは、日本国内に住所を有する者に限られる。


3) 個人型年金加入者が確定給付企業年金を実施している事業所に就職し、確定給付企業年金の加入者となる場合、所定の要件を満たせば、その者の申出により個人別管理資産を確定給付企業年金に移換することができる。


4) 確定給付企業年金のみを実施している事業所の事業主は、使用する第1号厚生年金被保険者が300人以下である場合、個人型年金加入者である従業員の加入者掛金に上乗せして中小事業主掛金を拠出することができる
ツルさん
ツルさん

この問題は迷うね。イデコプラスはなんとなく、これからも問われそうだね。

カメさん
カメさん

1)障害基礎年金の受給権者は個人型年金に加入することができるよ。

2)外国に居住していても個人型年金に加入できるよ。老後は帰国して生活する方もいるからね。

3)これが適切だね。個人事業主だった方が就職するのって、よくあるもんね。

4)iDeCo+は企業年金を実施していない従業員300人以下の事業主が対象だね。

よって正解は3)

2023年5月28日 問6

転職時における確定拠出年金に係る個人別管理資産の移換に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、転職者は個人別管理資産があるものとする。

1) 企業型年金加入者が転職し、転職先の企業型年金加入者となった場合は、転職前の個人別管理資産を転職後の企業型年金に移換しなければならない。


2) 個人型年金加入者が転職により企業型年金加入者となった場合は、個人型年金の個人別管理資産を転職後の企業型年金に移換しなければならない。


3) 企業型年金加入者が転職により公務員となった場合は、転職前の企業型年金の個人別管理資産は、転職した月の翌月に国民年金基金連合会に自動移換される。


4) 企業型年金加入者が確定給付企業年金のみを実施している企業へ転職した場合は、確定給付企業年金規約で定められているときは、転職前の企業型年金の個人別管理資産を確定給付企業年金に移換することができる。

正解4

ツルさん
ツルさん

確定拠出年金の移管ってよく出題されるんだね。転職した際に扱いがわからずに放置されることも多そうだもんね。

カメさん
カメさん

1)転職の際に、転職後の企業年金に移行するのは義務ではないよ。移管がOKなら46ヶ月後には自動的に移管になるよ。

2)iDeCoを転職先の企業型年金に移換するのは義務ではないよ。そのまま保有を続けるのも可能だね。

3)企業型年金の個人別管理資産が国民年金基金連合会に自動移換されるのは6か月後だね。

4)これが適切、年金資産のポータビリティの説明だね。

2023年1月22日 問6

確定拠出年金の個人型年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) 国民年金の第2号被保険者である公務員が個人型年金に加入する場合、掛金の拠出限度額は年額14万4,000円である。


2) 日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入被保険者は、個人型年金の加入者となることができるが、日本国内に住所を有しない20歳以上65歳未満の国民年金の任意加入被保険者は、個人型年金の加入者となることができない。


3) 個人型年金の拠出期間の加入者掛金額は、5,000円に当該拠出に係る拠出期間の月数を乗じた額以上であり、加入者掛金額の単位は1,000円単位である。


4) 確定拠出年金の企業型年金および確定給付企業年金等を実施していない従業員300人以下の中小事業主は、労使合意の基に、従業員が拠出する個人型年金の掛金に上乗せして、中小事業主掛金を拠出することができる。

正解2

ツルさん
ツルさん

拠出限度額は最近変更になったから、最新情報を覚ええた方がいいかもね。ただし、出題形式として、ありえることは頭に入れておくといいよ。

カメさん
カメさん

1)この時点では正しいけど、2025年現在は年額24万円まで拠出可能だよ。

2)海外在住でもiDeCoの加入が可能になったから不適切だね。

3)5,000円から1,000円単位というのは現在も変わってないよ。

4)これはiDeCo+の説明だね。従業員300人以下っていうのは応用編の穴埋めにもなりそうだから、要注意だね。

よって正解は2)だけど、2025年現在では1)も不適切だね。

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    カメの歩
    カメの歩
    1級FP技能士(仮)
    FP試験に挑戦しようとしている方の参考にしていただきたいため ブログを開設します。 私は1級障がい者で右目が見えません。そんな私でも、 あきらめず勉強を続けることで学科試験に合格することができました。 応援してくれた家族と幸運に感謝しつつ、恩返しのつもりで。 これまでの勉強法や、科目ごとのポイントを書いていきます。 一人でも多くの方に見ていただき、FP受験者の中から合格していただくのが、 今の私の目標です。
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