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A.ライフプランニング~試験科目及びその範囲 範囲の細目

kameno-ongaesi

一般社団法人金融財政事情研究会のホームページに記載されている「試験科目及びその範囲 範囲の細目」について自分なりの解説をしていきたいと思います。

この内容は3級、2級にも同様の資料が記載されていますが、違いは多くの項目について以下の記載がされています。

3級・・・概略の知識を有すること

2級・・・一般的な知識を有すること

1級・・・詳細な知識を有すること

これを私なりに解釈しますと、2、3は問題文を読んで正誤判断ができること、1級は、与えられた内容について、人に説明できることという違いがあると思っています。

以下のブログでは末尾の~な知識を有することという記載は省略して記載します。

また、私なりに試験で覚えていて役立った知識を抜き出して記載します。コメントの文字はこの色で着色しています。

1.ファイナンシャル・プランニングと倫理

この項目で思い浮かぶのは学科試験では問われないですが、一般社団法人金融財政事情研究会の実技試験を受験する方には必須の知識を紹介します。

実技試験のPart1で最後に質問される「FPと職業倫理について、どのようなことが考えられるか。」という問題です。この職業倫理について6つ挙げてください」と面接官からされます。以下の6つです

顧客利益の優先

守秘義務の遵守

顧客に対する説明義務

インフォームドコンセント

コンプライアンスの徹底

FP自身の能力の啓発

学科試験が終了した後でいいですが、実技試験を受ける方は暗記必須です。

また、続けて「その中でFPが最も重視することは何ですか?」という質問がされますが、この問に関する答えは「インフォームドコンセント」の場合がほとんどです。

2.ファイナンシャル・プランニングと関連法規

この問題は実技試験のPart2の最後で問われる「本事案に関与する専門職業家にはどのような方々がいますか。」という質問で問われ、税理士、司法書士、宅地建物取引士、土地家屋調査士、社会保険労務士、弁護士等の占有業務をしっかり把握しておく必要があります。

また、基礎編の問1では6つの係数が問われることが多いですが、まれにFPができる業務として、占有業務に触れないかどうかを問う問題が出ることもあります。

3.ライフプランニングの考え方・手法

これが基礎編問1の定番「6つの係数」の計算問題です。

また日本FP協会で実技試験を受ける方には、実技試験でも出題されるので、FP協会の受験を想定されている方は受験前に復習をお勧めします。

4.社会保険

1.社会保険制度の全体像

2.公的医療保険

(1) 公的医療保険の全体像

(2) 健康保険の仕組み

(3) 国民健康保険の仕組み

(4) 退職者及び高齢者向け公的医療制度

(5) 公的介護保険の仕組み

(6) 公的医療制度の最近の動向

誰もが加入している医療保険です。毎月の給与明細を見ると厚生年金と共に結構な金額が引かれていることに負担に感じている人も多いと思います。しかし、この保険料は雇用主が50%、従業員が50%と折半して支払われています。おかげで病院に行くと医療費の3割を負担すれば治療を受け、薬を調剤してもらうことができます。

また、予想外の病気やケガで手術を受ける場面などで助かる人も多いと思います。

リスク管理で生命保険を学習しますが、公的医療保険で治療を受ける権利が保障されていることに感謝を受けるべきだと思います。

3.労働者災害補償保険

(1) 労働者災害補償保険の仕組み

(2) 保険給付の種類と内容

(3) 特別支給金制度

(4) 特別加入制度

労災保険もFP試験では頻出のテーマです。業務上または通勤による労働者の怪我、病気、障害、死亡などに対して必要な保険給付が行われますが、ある条件が与えられ、これが労災に当たるかどうかが基礎編で問われることがあります。

また、業務災害なのか通勤災害なのかを判断する問も問われます。

業務災害では「療養補償給付」「休業補償給付」のように「補償」が付きますが通勤災害には「補償」という言葉がつかないことにも注意が必要です。

4.雇用保険

(1) 雇用保険の仕組み

(2) 失業等給付

(3) 雇用保険二事業

雇用保険、失業等給付についてはブログ開設当初記事にしたことがあるので、よかったら見てください。

5.育児休業、介護休業

5.公的年金

(1) 公的年金制度の全体像と最近の動向

(2) 国民年金

(3) 厚生年金保険

(4) 老齢給付

(5) 障害給付

(6) 遺族給付

(7) 併給調整

(8) 離婚時年金分割

(9) 請求手続

(10) 年金生活者支援給付金

公的年金の老齢給付・障害給付・遺族給付・併給調整については基礎編でも出題されますが、応用編で計算問題が出題されます。

この問題が常に受験生を悩ましています。実際に「ねんきん定期便」で自分の将来、受け取れる年金額を確認し、どうやって計算しているのか調べてみるのも有効な勉強法だと思います。

6.企業年金・個人年金等

1.企業年金

(1) 企業年金の全体像

(2) 確定給付型年金

  イ 厚生年金基金の仕組み、ロ 確定給付企業年金の仕組み、ハ 退職給付会計

(3) 確定拠出年金

 イ 企業型年金の仕組み、ロ 個人型年金の仕組み

 ハ 運用と給付、ニ 既存制度からの移行

DBやiDecoについてFPとして知っておく必要のある項目です。

受給開始の原則的な年齢は60歳ですが、加入期間が10年に満たない場合は61~65歳まで繰り下げられることにも注意が必要です。

2.その他の年金制度

(1) 生命保険等を活用した非適格年金制度の仕組み

(2) 中小企業退職金共済制度の仕組み

(3) 特定退職金共済制度の仕組み

(4) 小規模企業共済制度の仕組み

(5) 国民年金基金の仕組み

DBやiDecoが自営業者、会社員、公務員、専業主婦(夫)が加入できる仕組みであるのに対して、中小企業者で独自の退職金制度構築が難しい方に変わって中退共が制度構築・運用をしてくれる制度です。 これに対して小規模企業共済制度は経営者自身の退職金の積み立て、国民年金基金は個人事業主・フリーランスの老後の積み立てという違いがあります。

3.個人年金

4.財形年金

国民年金基金が公的な年金であるのに対して、個人年金は民間の保険会社が運営している点が異なります。

DBやiDeco、個人年金はFP協会の実技試験で出題されることもあるので、学科が合格しFP協会の実技試験に挑戦される方は、勉強することをお勧めします。

7.年金と税金

1.公的年金等に係る税金

2.個人年金(財形年金を含む)に係る税金

3.企業年金に係る税金

日本の税制では積立時(入口)で非課税にする代わりに支払時(出口)で課税するという考え方があります。

FPは適正に納税(節税)するための知識を伝達することが使命のひとつだと思っています。

8.ライフプラン策定上の資金計画

1.住宅取得プランニング

2.教育資金プランニング

3.リタイアメントプランニング

(1) 老後生活の必要資金の準備

(2) 老後資金プランの作成

 イ 老後資金の形成プラン、ロ 老後資金の運用プラン、ハ リバースモーゲージ

(3) 老後生活のリスクとその手当て

 イ 公的医療保険制度・介護保険制度、ロ 民間医療保険、ハ 住まい

(4) 高年齢者雇用安定法

人生の三大支出である、「住宅」、「教育」、「老後」の資金計画に関して出題されます。

2025年末、日本銀行の金融政策決定会合が開催され、政策金利が0.5%から0.75%に引き上げられました。2026年5月以降の試験では、この金利上昇に伴う各種ローンの改定が話題になることも考えられます。

9.中小法人の資金計画

1.資金調達のプランニング

(1) 財務状況の把握

(2) 資金調達の方法

(3) 資金調達の費用

(4) 資金管理

2.資金調達の種類と特性

(1) 間接金融

(2) 直接金融

(3) その他の資金調達手段

個人的な考えですが、事業を開始しようと考えたら、①補助金・助成金を探し、②日本政策金融公庫、制度融資に申し込み、同時にベンチャーキャピタルからの投資を募り、③最後に銀行からの融資やビジネスローンを検討するでしょうか。

①②で資金調達できないのなら、思い描いているビジネスに魅力が無いのだと反省し計画を練り直します。

10.ローンとカード

 1.クレジットカード

2.キャッシュレス決済等新たな決済手段

3.各種消費者向け無担保ローンの仕組みと特徴

(1) 各種クレジットカードの種類と特徴

(2) 利用上の留意点

2. デビットカード等新たな決済手段について一般的な知識を有すること

3. 各種消費者向け無担保ローンの仕組みと特徴について一般的な知識を有すること

11.ライフプランニングと資金計画の最新の動向

気が付いたことを以下に記載します。

2026年4月より、在職老齢年金の支給停止基準額が月額51万円から62万円に大幅引き上げられます。

老齢基礎年金

昭和31年4月2日生まれ以降の満額は831,700円

昭和31年4月1日生まれ以前の満額は829,300円

老齢厚生年金

昭和31年4月2日生まれ以降 1,734円×単価乗率×被保険者期間の月数(480月が上限)

昭和31年4月1日生まれ以前 1,729円×単価乗率×被保険者期間の月数(480月が上限)

国民年金保険料は、月額17,510円

    ABOUT ME
    カメの歩
    カメの歩
    1級FP技能士
    FP試験に挑戦しようとしている方の参考にしていただきたいため ブログを開設します。 私は1級障がい者で右目が見えません。そんな私でも、 あきらめず勉強を続けることで学科試験に合格することができました。 応援してくれた家族と幸運に感謝しつつ、恩返しのつもりで。 これまでの勉強法や、科目ごとのポイントを書いていきます。 一人でも多くの方に見ていただき、FP受験者の中から合格していただくのが、 今の私の目標です。
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