所得の種類
所得は10種類に区分することができます。
私も含め、サラリーマンには馴染みの薄いものもありますが、お金が懐に入ってきたら、それが何所得になるのか意識しておくことが重要だと思います。
ここでは、さらりと10種類の所得について説明します。
利子所得
預貯金や公社債の利子など
配当所得
株式の配当、証券投資信託の収益の分配など
不動産所得
不動産、土地の上に存する権利などから生じる所得
事業所得
法人・個人の事業から生じる所得
給与所得
給料・賞与などの所得
退職所得
退職によって受ける所得
山林所得
5年を超えて所有していた山林を伐採して売ったり、又は立木のまま売った所得
譲渡所得
事業用の固定資産や家庭用の資産などを売った所得
一時所得
満期保険金などの所得
雑所得
公的年金等、原稿料や印税、講演料などのように、他の9種類の所得のどれにも属さない所得
イメージしやすいのは、給与所得、退職所得、利子所得ではないでしょうか。また不動産賃貸をしている方は不動産所得、株式投資などされている方は配当所得などもイメージしやすいかもしれません。
この所得の分類は結構、ややこしく、これが何所得になるのか考えさせる出題もあるため、
意識しながら勉強をされることをお勧めします。
生命保険の解約返戻金が一時所得になる場合と雑所得になる場合があるため、注意が必要です。
また、年金が雑所得になることも最初の段階で覚えておくといいでしょう。
この後に、所得控除の説明も予定していますが、機会のある方は所得・所得控除を意識するために、確定申告をすることをお勧めします。
出所:広報中央委員会「知るぽると」を参考に作成しました。
サラリーマンには給与所得くらいしか馴染みがないな~
利子所得は預金にちょっと入ってるくらいだし
自分でアパート経営している人には不動産所得も大きいのかな
生命保険を解約した人は一時所得になるのか雑所得になるのか、または金融類似商品になるのか、など応用編で問われたこともあるよ。