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ポートフォリオ 過去問分析

kameno-ongaesi

ポートフォリオとは何かと問われたら、私は「投資のリスク分散」と答えます。

わかりやすく農業に例えると、大根を作っている農家があったとして、農地すべてを大根の栽培に使っていたとしたら、ある年、大根が不作でほとんど収穫ができなかった時には、この年の農業の売り上げはゼロに近くなります。

それでは、困るので、大根と人参と玉ねぎとジャガイモを植えれば、気候の具合に左右されるでしょうが、どれかは収穫できるかもしれません。

これが、ポートフォリオだと思います。

それでも、災害などが起こり収穫が無くなるリスクはゼロにできないでしょうが、

農業の収入がゼロになったときに備えて、空いている時間で近所のコンビニでアルバイトをしたり、近所の古本屋で仕入れた書籍をインターネットを使って販売したりするとします。

こんな暮らしをして24時間働いていたら身体を壊してしまうでしょうが、そこは自身の身体と必要とする収入のバランスを考えるとして、

皆様、こんな風に工夫をして生活を成り立たせていると思います。

話を元に戻しますと、こういった、ある意味、リスク分散した考え方を、投資に用いているのがポートフォリオだと思います。

それでは、C分野 金融資産運用でも、過去問で多く出題されている内容を紹介し、つるさん、かめさんの吹き出しで解説をしたいと思います。

出所:一般社団法人 金融財政事情研究会1級 学科試験<基礎編>

2024年9月8日 問22

ートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1) ポートフォリオのリスクは、分散投資により消去可能な市場リスク(システマティッ
ク・リスク)と、分散投資によっても消去不可能な非市場リスク(アンシステマティック・リスク)に分けられる。


2) 危険資産である2つの資産の相関係数が1未満である場合、その2つの資産からなるポートフォリオのリスクは、それぞれの資産のリスクを組入比率で加重平均した値となる。


3) リスク回避的な投資家が、危険資産と安全資産によって構成されるポートフォリオを考える場合、分離定理によれば、危険資産の組合せは、その投資家のリスクとリターンに関する選好に依存する。
 
4) 資産Aと資産Bの相関係数は、資産Aと資産Bの共分散を、資産Aの標準偏差と資産Bの標準偏差を掛け合わせた値で除して算出することができる

正解4

ツルさん
ツルさん

日本語の意味をよく読まないと、逆に理解したりするんだよね。

カメさん
カメさん

1)はシステマティックリスクとアンシステマティックリスクの説明が逆だね。

2)そもそも相関係数は-1~1の間になるはずなので、この説明はなりたたないんじゃないかな?

迷ったら、相関係数で使う式に当てはめて矛盾が無いか確認するのもありだよ。

3)リスク回避的な投資家ならリスクとリターンに関する選好でなく、安全資産の割合を高めて、危険資産の割合を下げるんじゃないかな。

4)は文章通りに計算式を書いてみると判断がつくと思うよ。

2024年5月26日 問23

ポートフォリオ運用におけるパフォーマンス評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) シャープ・レシオ(シャープの測度)は、「ポートフォリオの収益率-安全資産利子率」を、ポートフォリオの収益率の標準偏差で除して、標準偏差によるリスク1単位当たりの超過収益率を測定するものである。


2) トレイナー・レシオ(トレイナーの測度)は、「資本資産評価モデル(CAPM)による期待収益率-ベンチマークの収益率」をポートフォリオのβ(ベータ)で除して、βによるリスク1単位当たりの超過収益率を測定するものである。


3) ジェンセンのアルファ(ジェンセンの測度)は、「ポートフォリオの収益率-資本資産評価モデル(CAPM)による期待収益率」により算出され、資本資産評価モデル(CAPM)により算出される期待収益率に対するポートフォリオの超過収益率を測定するものである。
4) インフォメーション・レシオ(情報比)は、「ポートフォリオの収益率-ベンチマークの収益率」をトラッキングエラー(超過収益率の標準偏差)で除して算出される

正解2

ツルさん
ツルさん

証券会社の人が、言ってるのは聞いたことあるけど、それぞれの用語の意味が曖昧だね。

カメさん
カメさん

この問題は、それぞれの計算式を書いてみると、一発でわかるよ。

シャープレシオ・トレイナーレシオ・インフォメーションレシオ・ジェンセンのアルファ については、こちらの記事もご覧ください。

2023年5月28日 問22

ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1) ポートフォリオのリスクには、アンシステマティックリスク(非市場リスク)とシステマティックリスク(市場リスク)があり、最適ポートフォリオにおいては、システマティックリスク(市場リスク)がゼロとなる。


2) 資産Aと資産Bの共分散は、資産Aと資産Bの相関係数を、資産Aの標準偏差および資産Bの標準偏差で除して算出することができる。


3) 効率的フロンティア上のポートフォリオは、同じリスクのポートフォリオのなかで最も期待収益率が高くなる。


4) 収益率の散らばりが正規分布していると仮定すると、期待収益率が年率10%、標準偏差が年率20%の場合、約99.7%の確率で将来の収益率が年率-30%から50%の範囲
に収まるとされる。

正解3

ツルさん
ツルさん

これも同じく、読解力というか、問題文を正しく再現できる力が試されるね

カメさん
カメさん

1)そもそもシステマティックリスクはゼロにならないね。

2)共分散=相関係数/(標準偏差A×標準偏差B)なので、説明文は間違っているね。

3)この文章は正しいね。

4)この説明は、ギブアップです。正直、よくわかりませんでした。ただ、約99.7%ほど高確率にならないと思います。

まあ、3)が正しいと思うのでご容赦ください。

2023年1月22日 問20

時価総額が100万円のポートフォリオの運用を開始し、第1期末に時価総額が120万円となったため20万円を引き出し、第2期は100万円で運用を行った結果、第2期末に時価総額が80万円となった。この場合、当該ポートフォリオの第2期末までの時間加
重収益率(厳密法による年率換算)として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。また、計算結果は表示単位の小数点以下第2位を四捨五入すること。
当 初第1期末第2期末
時 価 総 額100万円120万円80万円
資金引出額20万円
1) -20.0%

2) -4.0%

3) -2.0%


4)  0.0%

正解3

ツルさん
ツルさん

当初100万円だったものが、第2期末に80万円になっているんだから、―20%と、そこまで単純じゃないんだよね。第1期末に20万円引き出してるんだもんね。

0.0%って無さそうだから、2) -4.0%か3) -2.0%かな?

カメさん
カメさん

どうしてもわからなければ2択に絞れてるのなら、どちらか選択するのもありだと思うよ。

この問題は「元金×(1+時間加重収益率÷100)N乗」という式を使うんだけど

1年目で100万円が120万円に増えたんだから120万円÷100万円=1.2だよね

2年目にその120万円から20万円を引き出して残りの100万円を使って80万円になったのだから 80万円÷100万円=0.8だよね。

この1年目と2年目をかけて1.2×0.8=0.96

これを上の式に当てはめると

100万円×(1+時間荷重収益率÷0.96)2乗=96万円

時間荷重収益率=1-0.9797・・・=-0.2%

よって正解は3) -2.0%

2022年9月11日 問21

以下の表におけるA資産とB資産をそれぞれ6:4の割合で購入した場合のポートフォリオの標準偏差として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、計算結果は小数点以下第3位を四捨五入すること。

〈A資産とB資産の期待収益率・標準偏差・共分散〉
期待収益率標準偏差A資産とB資産の共分散
A資産5.00%10.00%72.00
B資産11.00%25.00%
1) 6.51%

2) 8.46%


3) 11.82%


4) 13.06%

正解4

ツルさん
ツルさん

これは応用編で何度も見たことがある問題だから落とせないね。

カメさん
カメさん

これは、何度も繰り返し出題されている問題なので、パターンを丸暗記することが必須だね。応用編でもよく出題されるよ。

標準偏差=「分散」の平方根なので、先ずは分散を求めるよ。

分散=0.6^2×10.00^2+0.4^2×25.00^2+2×0.6×0.4×72.00

  =36.00+100.00+34.56=170.56

170.56を電卓の√ボタンを押すと=13.06% よって正解は4) 13.06%だよ

これは絶対落とせない問題だよ。

2022年9月11日 問22

ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) ポートフォリオのリスクは、分散投資により消去可能な非市場リスク(アンシステマティック・リスク)と、分散投資によっても消去不可能な市場リスク(システマティック・リスク)に分けられる。


2) 最適ポートフォリオとは、効率的フロンティアとリスク回避的な投資家の無差別曲線の接する点の効率的ポートフォリオで、その投資家の効用を最大化するポートフォリオのことをいう。


3) 効率的フロンティアとは、リスク回避的な投資家が選択する効率的な資産の組合せの集合である。


4) リスク回避的な投資家が、危険資産と安全資産によって構成されるポートフォリオを考える場合、危険資産のみのポートフォリオの組合せは、その投資家のリスクとリターンに関する選好に依存する。

正解4

カメさん
カメさん

この4)はこの時にも不適切な選択肢として出てきてるんだね。

やっぱり過去問はバカにならないよ。

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    カメの歩
    カメの歩
    1級FP技能士(仮)
    FP試験に挑戦しようとしている方の参考にしていただきたいため ブログを開設します。 私は1級障がい者で右目が見えません。そんな私でも、 あきらめず勉強を続けることで学科試験に合格することができました。 応援してくれた家族と幸運に感謝しつつ、恩返しのつもりで。 これまでの勉強法や、科目ごとのポイントを書いていきます。 一人でも多くの方に見ていただき、FP受験者の中から合格していただくのが、 今の私の目標です。
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