C.金融資産運用 基礎編分析

私は、一応、大学で経済学を学び、社会に出てからも、財務分析などを行う仕事をしていたこともある関係で、一定の知識はありました。
応用編では貸借対照表、損益計算書が与えられて、流動比率や自己資本比率、ROEやROAを求める問題は、ほぼ毎回、問われる論点であり、得点源となっていました。
その代わり、金利の計算や外貨建て、デリバティブ取引などは経験もなく、まったく苦手でした。
応用編では、ある程度、パターンがつかめれば解けたのですが、
基礎編は論点が多すぎて、ついていけず、やはり過去問の分析を余儀なくされました。
この分野も2022年5月分から9回分、出題された内容を一覧表にまとめてみました。
2022年5月分9年分を横にならべると見づらくなりそうなので、3年分で区切って
記載します。
2022.5 | 2022.9 | 2023.1 | |||||||
問16 | 景気動向指数 | 日本銀行・FRBの金融政策 | 金投資 | ||||||
問17 | 金投資 | 投資信託の費用 | 投資信託のディスクロージャー | ||||||
問18 | 投資信託 | 債券のリスク指標 | 配当割引モデル | ||||||
問19 | 債券の利回り | 東京証券取引所の市場区分 | 外貨建商品 | ||||||
問20 | 配当割引モデル | 株式の信用取引 | ポートフォリオ運用 | ||||||
問21 | 外貨建て金融商品 | ポートフォリオ運用 | デリバティブを活用したリスクヘッジ | ||||||
問22 | オプション取引 | ポートフォリオ運用 | 株式の特定口座 | ||||||
問23 | 投資信託の収益分配金 | 株式投資の税務 | 個人情報保護法 | ||||||
問24 | 預貯金の保護 | 金融商品販売法 | 行動ファイナンス |
応用編のC分野は、自分自身、得意のつもりなのですが、基礎編の細かい知識を問われる問題は苦手です。景気動向指数については、以前記事を投稿していますので、ご覧ください。
2023.5 | 2023.9 | 2024.1 | |||||||
問16 | わが国の物価指標 | 米国の経済指標 | わが国の雇用関連指標 | ||||||
問17 | 信託商品の特徴 | 各種債券の一般的な商品性 | レバレッジ型ETF等投資信託 | ||||||
問18 | わが国と米国の国債 | 株式累積投資・株式ミニ投資 | 固定利付債券と割引債券 | ||||||
問19 | 株価指数 | 外貨建て金融商品 | 株式のテクニカル分析 | ||||||
問20 | 外貨建て金融商品 | オプション取引 | 日経225先物等 | ||||||
問21 | 先物取引 | CAPM(資本資産評価モデル) | オプション取引 | ||||||
問22 | ポートフォリオ理論 | 外貨建て金融商品の課税関係 | ジェンセンのα | ||||||
問23 | 預金保険制度 | 預金保険制度 | 新NISA | ||||||
問24 | 金融商品取引法 | 消費者契約法 | 金融商品取引に係るセーフティネット |
株式取引は小遣いの範囲で、NISA取引などをしておりましたが、デリバティブ取引やオプション取引など、リスクの大きい取引は、まったくの未経験でした。
しかしFPの資格者になれば、取引に関心のある方に、適切な説明ができるスキルは身に着けたいと思っています。
NISA取引については、こちらの記事もご覧ください。
2024.5 | 2024.9 | 2025.1 | |||||||
問16 | 日本銀行が公表する各種統計 | 景気動向指数 | わが国の経済指標 | ||||||
問17 | 信託商品の特徴 | 金投資 | 投資信託の一般的な商品性 | ||||||
問18 | 投資信託 | 追加型の公募株式投資信託 | 債券投資 | ||||||
問19 | 債券の利回り | 個人向け国債 | 米国の株価指標 | ||||||
問20 | 株式取引 | 損益分岐点分析 | サスティナブル成長率 | ||||||
問21 | 外国為替証拠金(FX)取引 | 外貨預金の利回り計算 | オプション取引 | ||||||
問22 | 長期国債先物取引 | ポートフォリオ理論 | 相関係数 | ||||||
問23 | ポートフォリオ運用 | 外貨建て金融商品の課税関係 | NISA | ||||||
問24 | 個人情報保護法 | 金融ADR制度 | 日本投資者保護基 金 |
最初、FPを目指そうと思った際に抱いていたイメージは金融のプロになる、という漠然としたものでした。
私自身、20代前半から、少額ですが株式取引もしており、ITバブルもリーマンショックも経験し、気が付けば典型的な「失われた30年世代」となっています。
今回は金融資産運用の、分析を行いましたが、やっと折り返し地点です。
といっても後半の3教科がいずれもヘビーなので、まだまだ前半戦です。

FP1級の合格者で体験記など記載されている方を見ると、銀行、証券会社、保険など金融機関にお勤めの方が圧倒的に多い印象だね。

まぁ、資産運用とか保全を考える時に、最初に相談するであろうのが金融機関だもんね。
あと、お住いの市区町村や商工会なんかも個人的にはお勧めだよ。
お付き合いのある金融機関にお勧めされたら、迷っても断りにくいもんね。