FPと職業倫理

このテーマは学科試験というより、むしろ実技試験のPart1で問われることが多いです。
顧客利益の優先
ある意味、当たり前のようですが、FPに相談してくれる顧客の利益をもたらす情報を提供するのが務めです。
けれど、なかなか難しいのは、金融機関、士業、不動産業などの利益を考えて、顧客よりそれを取り巻く人の利益を考えていまいがちだからです。
個人的には、なるべく客観的な情報提供に努めたいと思います。
守秘義務の遵守
これはFPというより「人として」という話で、顧客が他人に知られたくない内容について相談してくれているので、他言無用は当然です。
意外と難しいのが、「アカウンタビリティ」です。元々は、経営者が株主や投資家に対して、企業の状況、財務状況等を説明することですが、
顧客が「聞いたことはあるけど、よく意味がわからない」ということを「わかりやすく説明する」ことだと、私は思います。
逆に、「相手が知らないけど、関心があると思われる」内容について情報提供することも必要かもしれません。
インフォームドコンセント
これは元々、医学用語で医師が患者に「治療の内容を伝え、同意を得て行う」というものだと思います。
FP業務におきかえると、顧客の立場で考えて、提案し。その提案が理解してもらえたか確認し、進めていくことだと思います。
実技試験の過去問では職業倫理をあげたあと、「その中であなたが1番重視するのは何ですか?」という質問があり、この「インフォームドコンセント」と答える問が非常に多いです。
コンプライアンス(法令順守)の徹底
これも守秘義務と同様、FPが必ず守らないといけない事項です。
ただし、このためには関連する法令を理解しておく必要があるため、常に意識して、法改正の情報には敏感である必要があります。
FP自身の能力の啓発
法改正、市場動向、顧客のニーズの変化など様々な状況に対応できるように、能力の啓発の継続が求められます。

FPが意識しないといけないことも、たくさんあるんだねーー
「顧客に対する説明義務」と「インフォームドコンセント」の境界線とか、よくわからないなーー

確かにそうだねー、個人的な見解だけど
「顧客に対する説明義務」っていうのは、顧客の必要な情報を可能な限り提供することであり、
「インフォームドコンセント」は手術の際の同意書みたいに、顧客に「わかりました(お願いします。)とサインをしてもらうイメージかもしれないね。
何を隠そう、この「カメのおんがえし」というブログも「私自身の能力の啓発」の一環として行ってるよ。