Let’s Think!

9月14日試験まで残り3週間となりました。
受験申込をされた方は、ラストスパートをかけておられる頃だと思います。
今回は、過去の経験を踏まえ、残り3週間の使い方について、お話させていただきます。
現在、勉強が順調で問題ない方、順調ではないけれど我武者羅にするしかないと思われている方は、そのまま勉強を続けてください。
今の勉強法に迷いがある方は立ち止まって考えてみる機会にされてみてはいいかもしれません。
この記事は、あくまで私の独断と偏見によるものなので、正しいといいきれません。
ただし、実際に合格をした人の言葉というのは、少なからず参考にできる部分があると思います。
FP試験の全体像を知る
皆さんは一般社団法人金融財政研究所(以下、きんざいと記す)または日本FP協会の2級試験の受験を予定されていると思います。
このきんざいのHPをよく見ると「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験科目及びその範囲」というページがあることをご存じでしょうか?
「そんなの知ってるよ。」という方には失礼します。
しかし、恥ずかしながら、私は2級合格後、1級試験に不合格になった2021年時点で知りませんでした。
なにしろ基礎編は範囲が広く、自分がどこを勉強しているのか見失いがちになっていた折に全体像を見渡せる目次のような資料がないかと探していて、見つけました。
このサイトのURLを張り付けておきます。
https://www.kinzai.or.jp/fp/fp_specifications.html
長い資料ですが、流し読みなら10分、じっくり読んでも30分で目を通すことができると思います。
私の場合、結果的にこれを繰り返し読んだことで、基礎編攻略につながったと感じています。
とはいえ、あくまで目標は応用編7割、基礎編5割です。
基礎編5割というのは低い目標のようですが、私には5割も厳しかったのが現実です。
その5割を埋めるために「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験科目及びその範囲」を読み、自分がわからない単語が出てくるとGoogle検索したり、きんざいのテキストを読むという学習をしていました。
試験会場持ち込みノートの作成
自分が苦手で、用語や数字を忘れがちな内容を試験会場に着いてからの待機時間に見るためのメモを作成します。
これに何を記載するかは人によって違うと思いますが、知識として覚える必要は無いけれど、午前中、基礎編の間だけ忘れないようにしておく内容、私の場合は失業手当の日数、景気動向指数の先行・一致・遅行係数、相続の海外の相続人が相続税を払うか否かなどをわかるようにメモしていました。
また、午後の応用編に向けてのノートを別に作成して、昼食の時間に見ていました。
これは逆に直前になると作る余裕がなくなるので、今の時期に作っておくことをお勧めします。
基礎編もやはり過去問
「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験科目及びその範囲」を読み終えたら、基礎編の過去問をひたすら解きましょう。
先ず、直近の5月試験の基礎編の問題を解いてみましょう。それが終わったら1月試験、昨年の9月試験とさかのぼりながら、解いていきます。
これを、2~3回くらい繰り返します。
いつまでさかのぼるかは、個人の判断ですが、3年前くらいまでは見たいです。
ここまで繰り返すと繰り返し出題されている問題、解こうとすると時間がかかる計算問題など頭に残ってきます。
また、なぜこれが不適切なのか説明を読んでもわからない問題などがあります。
正直、難問は捨てるようにしました。限られた時間で5割(理想をいえば6割)を確保するためには、難問に手を取られていては到達できません。
過去問を解いても数字が変わっているから、かえって惑わされるという意見もあるかもしれません。
しかし、私はそうは思いません。
合格レベルに達している方は、「この選択肢は以前そうだったけれど、法改正で、今はこうなっている。」といえると思います。
怖いのは、法改正になっていることを知らずに、改正前の知識で答えてしまうことです。
個人的には学科試験は、老齢基礎年金の改正など主だったものは覚える必要がありますが、ほとんどの法改正は学科試験合格後に実技試験対策をする段階でも間に合うと思います。 この基礎編の過去問を試験2~3日前まで繰り返します。
直前は応用編の復習
前々日くらいから、応用編の解き方を見て思い出しておきましょう。
いざ本番になると、あせって覚えたはずの計算式が思い出せなかったりします。
類似業種批准方式や標準偏差、不動産の主だった式(居住用3,000万円、交換特例など)、老齢基礎年金の満額、老齢厚生年金の計算などを思い出しましょう。
前夜は早めの就寝
よく言われることですが、前夜は早めに勉強を切り上げて、早めに就寝するようにしましょう。
本番は集中力が命です。
本番までの過ごし方をお話ししてきましたが、今日時点では残り21日残されています。
あっという間だと思われるかもしれません。しかし
20日あれば運命は変えることができます。
と、今は考えましょう。
ダメだったら次を考えればいいと思います。無責任な発言かもしれませんが、あきらめなければ次はあります。
あと20日、できるだけ記事をアップしたいと思います。ここまで記事を読んでいただいてありがとうございます。