2026年1月試験1週間前
はじめに
私は2024年5月の学科試験で合格することができました。
その後10月のFP協会実技試験に不合格、2025年2月の一般社団法人金融財政事情研究所(以下、“きんざい”という実技試験に不合格となり、2025年6月のきんざい実技試験でやっと合格することができました。
きんざい実技試験Part1の最後の質問で、FPと職業倫理についての質問があります。
①顧客利益の優先
②守秘義務の順守
③顧客に対する説明義務
④インフォームドコンセント
⑤コンプライアンスの徹底
⑥FP自身の能力の啓発
この6つを答える質問なのですが、実技試験本番では④インフォームドコンセントと答えたのですが、本音は⑥FP自身の能力の啓発だと思っています。
合格後もブログを更新することで、最新の知識にアップグレードすることを目的としています。
1週間後にFP1級学科試験が行われます。私は申し込みをしていませんが、もし受験したら合格できるのだろうか?と自問自答することがあります。
もし、仮に今回受験するとしたら、どんな準備を行うのかを考え記事にしてみました。
基本は過去問の見直し
FP試験攻略は過去問に始まり過去問に終わると思っています。
過去問を解きながら、その後の法改正に伴い変わっている部分が無いかも同時にチェックします。そして、変わっている個所を覚えるようにします。法改正は以前の知識がじゃまして間違える受験生が多いと思われるため、しっかり覚えておくことがチャンスになることがあります。
また、私は2019年5月試験から基礎編、応用編とも何が出題されたのかをエクセルで記録しています。
こうすることで、毎回出題される問題やしばらく出題されていない問題など判別することができます。
ライフプランニング
【基礎編】
雇用保険、健康保険、労災保険、国民年金、厚生年金、確定拠出年金、フラット35、中小企業の資金調達など頻出の問題につき、直近2~3年分の過去問と解答を見ておきます。
【応用編】
年金の計算問題として老齢年金、遺族年金の計算問題が頻出ですが、2024年1月に障害年金の計算問題が出題されたことがあります。前回、遺族年金だったので、2年ぶりに障害年金の計算があるのではないかと思います。
しかし、在職老齢年金(50万円から62万円への引き上げ)なども出題の可能性が高いと思います。
リスク管理
【基礎編】
生命保険、損害保険(自動車保険、火災保険、地震保険)などからバランスよく出題されます。
一般生命保険料控除が4万円から6万円に引き上げられた点も出題の可能性はあります。
ただし、一般生命保険+介護医療保険+個人年金保険=12万円が上限は変更なしなので注意が必要です。
生命保険については、ちょっと見方を変えて2023年9月、2023年1月のタックスプランニングで解約した際の一時所得、雑所得に参入されるかどうかを問う問題が出題されているので、解いてみることをお勧めします。
金融資産運用
【基礎編】
日本とアメリカの経済指標、国債を含む債券投資、投資信託、デリバティブ取引、為替レートの計算、消費者契約法および金融商品取引法などが頻出です。
消費者契約法および金融商品取引法についてはHP協会の実技試験で説明をする出題も過去にあるので余裕があれば見ておくことをお勧めします。
また「シャープレシオ・トレイナーレシオ・インフォメーションレシオ・ジェンセンのアルファ」については過去に記事にしているのでよろしければ見てください。
【応用編】
以前は標準偏差、損益分岐点、外貨の利回り計算、ROE・ROAの経営分析が定番でしたが、最近は株式・投資信託などより実践的な計算なども出題されるようになりました。
近年、株式投資がらみの出題があると合格率が下がり気味なので、これが狙われるような気がします。
タックスプランニング
【基礎編】
事業所得、不動産所得、譲渡所得、雑所得、一時所得、退職所得など所得10種類と
基礎控除、医療費控除、雑損控除、配偶者控除、障碍者控除など主な所得控除と改正により追加された「特定親族特別控除」など理解しておく必要があります。
また、法人税、事業税、消費税(インボイス制度)なども出題の可能性があります。
【応用編】
高確率で別表4の計算問題が出題されます。これは過去問が豊富なため、遡って数年分解いておくことをお勧めします。
2025年9月に白色申告が出題されたので、今回はない、、と安心せずに白色申告、青色申告も復習することをお勧めします。
タックスプランニングは時間をかければかけるほど得点につながると私は考えます。
不動産
【基礎編】
不動産登記法、宅地建物取引業法、借地借家法、建築基準法、都市計画法など過去問を見ながら復習しておくことが有効です。
また、不動産を売買する際の特例が頻出なので理解しておく必要があります。
余裕があればですが、きんざいの実技試験Part2の過去問を見ながら場面ごとに利用できる特例をイメージしておくと、実技試験対策にもなると思います。
【応用編】
必ず出題されるのが建蔽率・容積率を計算する問題です。これは可能な限り過去問を解くことをお勧めします。
居住用(事業用)不動産の譲渡・買替した際の所得税、復興特別所得税、住民税の計算は解き方が決まっており、直前でも覚えることが可能なので、過去問を見直すことをお勧めします。
相続・事業承継
【基礎編】
特例贈与・一般贈与の計算、親族関係図、贈与税の配偶者控除、配偶者居住権、遺留分など民法のルール、事業承継税制
また、相続した自筆証書遺言保管制度、不動産の名義変更、相続土地国庫帰属制度など近年改正された内容も多いのでテキストやインターネットで最新の情報を確認しておくことをお勧めします。
不動産、相続・事業承継はきんざいの実技試験でも問われる内容のため、逆に実技試験の過去問から学科試験で出題されることも想定して準備しておくことも有効な対策だと思います。
【応用編】
相続・事業承継のラストの計算問題は高確率で類似業種批准法の計算問題か小規模宅地の特例をからめた相続税の計算問題です。
類似業種批准法は過去問で多くのパターンの出題がありますが、まだ、批准要素1の会社のパターンが出たことが無いと思いますので、ひょっとしたら狙われるかもしれません。
相続税の計算は法定相続分を正しく計算することと、控除できる項目(未成年、障害者、相続時精算課税)などに記をつける必要があります。
ラストスパート
FP1級試験は正解率6割で合格する試験です。
残り1週間でできることは、多くの人が正解する問題(過去に出題されている問題)を落とさないことが大切です。
本番で問題文を見て、「これは初めて出る問題だから誰も解けないはずだ」と思えたら勝ちだと思います。
なぜなら「初めて出る問題」と言い切れるだけ、過去問を見ているということなので。
健闘を祈ります。

