Part2について(概要)

今回はPart2について(概要)を記載します。
Part1同様2025年2月からできる限り、試験問題を一般社団法人金融財政事情研究会のホームページに記載されている問題を部分的に転載し自分なりの考察を述べる形で記事にしていきたいと思います。
Part2は不動産の問題
Part1が相続・事業承継の問題であるのに対して、Part2は不動産の問題を中心に出題されます。
Part1は問題用紙の右半分に家系図が記されていることが多いですが、
Part2は問題用紙の右半分に土地の平面図や位置図、場合によっては用途地域ごとに建設できる建物や、地価、土地の条件など様々な記載事項があり、
最初、見た時は、全部読み切れないと思うこともあります。
と思えば、右半分が空白になっており、問題文の中に全て、必要な数字が記載されていることもあります。
個人的には、Part2は苦手で問題文に翻弄された記憶があります。
しかし、採点基準と決まって出題される問題はあり、これを確実に攻略することがスタートとなります。
定番の最初の問題と最後の問題
Part2にもPart1同様、定番の問題文があります。
(FPへの質問事項)
1.Aさんに対して、最適なアドバイスをするためには、示された情報のほかに、どのよ
うな情報が必要ですか。以下の①および②に整理して説明してください。
②FPであるあなた自身が調べて確認する情報
~~中略
X.本事案に関与する専門職業家にはどのような方々がいますか。
最後をXとしているのは、2問目以降は1問だったり4問だったり回によってばらつきがあるからです。
そして、この間の問題を正しく読み取り、的確に答える必要があります。
受験する回によっては、難問で答えようがないときもあります。
最終手段として、「調べて後で回答します。」という返答もありえますが、わかるところまで答えると面接官から助け舟を出されることもあるので、なるべく粘りたいと思います。
しかし、大前提として、最初の問題と最後の問題を確実に得点することが、合格への必要条件だと思います。
採点基準を確認
Part1と同じく合格通知に記載されている4項目
A. 顧客の問題点の把握・・・・40点
B.問題解決策の検討分析・・・60点
C. 顧客の側に立った対応・・・60点
D. FP倫理と法令順守・・・・40点
ざっくり言うと第1問「示された情報のほかに、どのような情報が必要ですか。」によりAの採点
最後の「本事案に関与する専門職業家にはどのような方々がいますか。」でDの採点が行われていると思います。
じゃあ配点の高いB、Cはというと、試験の度に違う出題がされていることがわかります。
ここまで見ると対策のしようが無いような気もしますが、そんなことはありません。
中間の数問にも傾向はあります。
Part2の記事では、特に入念に過去問の記事の紹介と自己流の解説をしていきたいと思います。
また、図を見ながらでないとイメージできない問題が多いため、適度に、効率よく
一般社団法人金融財政事情研究会のホームページに記載されている問題から、部分的に切り取る形で掲載しながらすすめたいと思います。
①Aさんから直接聞いて確認する情報 ②FPであるあなた自身が調べて確認する情報について
①については、様々なAさんが登場するため本文から読み取るしかありません。
しかし、過去問をこなすことによって、一定の傾向をつかむことができます。
②については、どういう問題であっても共通する内容がありますので以下に記載します。
‘(1)現地確認・・・実際に足を運ぶ
(2)法務局で登記事項証明書・公図の確認
(3)市区町村で用途地域・都市計画の確認
(4)市場調査・・・地元の不動産業者等
この内容については2025年2月3日 「不動産の購入・売却」という記事をアップしていますので、よろしければ見てください。
最後の問題「本事案に関与する専門職業家にはどのような方々がいますか。」も覚えて答えることが可能です。
税理士
宅地建物取引主任者(宅建士)
司法書士
土地家屋調査士
不動産鑑定士
各士業の方と、その専有業務、FPとしてどこまでだったら業務として可能かなど覚えておくといいと思います。
この内容は基礎編で出題されることもあり、過去問を記事にしていますので、紹介します。
2025.3.6「FP倫理と関連法規 過去問」
過去問を解き、同じような問題は落とさない
過去問を遡ると、様々な平面図や条件設定に出会います。今回は2022年6月までさかのぼるつもりですが、確認できる方はなるべく古くまで、過去問を遡ることをお勧めします。
2024年2月8日の試験では「仮換地」の問題が出て、私は撃沈しましたが、
古い記録では、2010年2月7日に「仮換地とはどういうものか」という出題がされていたことがわかりました。
15年間遡る気力と能力は私にはありませんが、今回も2022年までさかのぼった後、
Part2については、できる限りの過去問をみたいと思います。
次々回から、過去問解説をスタートしますが、まったく自信がありません。中には、間違った解説やあいまいな解説もあると思います。
気が付かれた方は、以下の投稿フォームからご指摘いただけると助かります。
1か月後のできるようになった自分をイメージしながらがんばります。