不動産計算問題 最近の問題

不動産分野では、決まって1問、計算問題が出題されます。
私はFPの勉強を始めたころ不動産分野が苦手でした。
実際の生活で不動産を購入したことや、ましてや売ったことなどなく、今のところ相続で受け取ったこともありません。
しかし、他の分野と違い、受験生にとってありがたいことは、不動産の計算問題は他の問題と独立していて、例えば建蔽率・容積率の計算が間違っていても芋づる式に間違えるということがないことです。
実際に、この傾向が次回以降も続くとは限りませんが、今までは極端な話、問題文を読まなくても解けるというのが不動産の計算問題でした。
よって、受験生にとってはチャンス問題と言えます。
この計算問題ですが、代表的なものが直近3回出題されているので、紹介します。
最初にお断りしておきますが、この記事は一般社団法人金融財政事情研究会に掲載されている問題文と模範解答をそのまま掲載しています。
ある程度、理解されている方にとっては、これで十分だと考えるからです。
よって、私の解説は基本しません。
参考情報としては、
一般社団法人金融財政事情研究会で実技試験を予定されている方にとっては、Part2で不動産分野からの出題があるため、基礎知識だけでなく、応用を利かせるトレーニングをすることが有効だと思います。
逆に、今後、これまで実技試験で出題されている不動産の問題をアレンジして計算問題として出題されるということが、あるかもしれません。
2025年5月25日 問61 「固定資産の交換の場合の譲渡所得の特例」

2025年1月26日 問61 「特定の事業用資産の買換えの場合の譲渡所得の課税の特例」

2024年9月8日 問61 「特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例」

最近、出題されていないのは、「空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除・取得費加算の特例」くらいでしょうか? 空き家は社会問題になっており、相続空き家、特定(管理不全)空き家など法律改正もあるため、穴を狙うなら、ここかもしれません。