2025年2月8日 Part1

Part2での絶望感を抱えたまま控室に戻ると、
問題用紙を提出するように説明がありました。
問題用紙が回収されることについても頭にありませんでした。
一応、試験機関からは「問題用紙のメモは採点に考慮されません。」という注意書きはあったのですが、1回目の受験で一番後悔したのが、乱雑にメモをしたことです。
「じゃあ、もうちょっと丁寧にメモを残さないといけなかったじゃん。」
それについては、2回目の受験の再現で記します。
名前を呼ばれてて問題文を読む机に座り、問題文を読み始めました。
問題文は出所:一般社団法人金融財政事情研究会です。
問題文を読む時間


Part2の絶望を引きずってはいけない。と思い、Part1の問題文を読み始めました。
さっきとは違い、Part1は過去問からある程度、想定していた内容の問題でした。
と思いきや、問題文の冒頭から相談事項と問題点だらけじゃん。
問題文がアンダーラインだらけで、どこが重要か全然わからなくなる。
しかし、ある程度、事前に決め打ちしていたので、その内容で本番に挑もうと覚悟を決めました。
この決めつけが、結局、不合格につながる原因のひとつになったと思います。具体的には
事業承継=事業承継税制の活用、生命保険=法定相続人×500万円の控除
と思い込んだ解答で面接をぐちゃぐちゃにしたと思います。
面接本番
再現にあたっては、面接官=つるさん 私=かめさん の吹き出しで記載します。

かめの歩と申します、よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。
顧客の相談内容および問題点として、どのようなことが考えられますか。

AさんはCさんへの事業承継をしたい。
日経平均株価が乱高下していることが影響するのか知りたい。
相続税評価額を引き下げるための株価対策として役員退職金の支給が有効であると聞いているが、支給額をどのように決めればいいのかわからない。
現在住んでいる住宅を長男Cさんに譲りたい。
贈与税の配偶者控除を活用することで贈与税が課されないのであれば、新たに取得する自宅の名義は妻Bさんにしたいと考えている。
養老保険について契約者(=保険料負担者)および満期保険金受取人を長女Dさん
に変更する場合の課税上のアドバイスを求めている。
相続財産が長男Cさんに偏ってしまう点を懸念している。

株価が乱高下していることで、自社の株価に影響を与えますか?

会社規模が中会社の大なので、類似業種批准方式と純資産価額方式の併用で株価は求められるので影響します。

類似業種批准方式の計算式は?

配当、利益、純資産を自社と類似業種の値を比べて算出します。

中会社の大の場合Lはいくつになりますか?

Lは0.9になります。

住宅を長男Cさんに譲渡する場合、Aさんには、どんな税金がかかりますか?

贈与税です。

それだけですか?

所得税もかかります。

新たに取得する自宅の名義は妻Bさんにしたいと考えているが何か使える特例はありますか?

婚姻20年以上ならおしどり夫婦の特例が使えます。

養老保険について長女Dさんに譲りたいと思っていますが、どのような税金がかかりますか?

法定相続人×500万円までは非課税になります。

ん?それは相続の際ですよね?これは養老保険ですよ?

所得税?ですか?

養老保険についてもっと勉強が必要ですね。

最後にFPが守るべき6つの職業倫理を答えてください。

顧客利益の優先
守秘義務の順守
顧客に対する説明義務
インフォームドコンセント
FP自身の能力の啓発です。

その中で最も重視するのは何ですか?

インフォームドコンセントです。
Aさんは事業承継、子息への資産の引継ぎなどを希望されていますが
考えがまとまっていません、ご家族と一緒に理解状況を確認しながら、寄り添っ提案をすることを重視します。

質問は以上です、お疲れさまでした。

ありがとうございました。失礼いたします。
面接終了後
だめだったろうな・・・と絶望感を抱えながら岡山駅に向かうと、大雪のため列車、バスともに運休のお知らせ・・・チーン
まさに踏んだり蹴ったりの2月の実技試験でした。
そして、きんざい実技試験初挑戦は不合格報告になるのでした。